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2021.4.9.(金)

花と人間、美しいのはどちら

今からちょうど1年前、何でも花に例えたがりだった私は「人間が生きる姿は、そこに咲いている花のように美しい」とか息巻いていた。そういうことを音楽にしていきたいとすら思っていた。

この1年間でその考えは変わった。

「花と人間を比べるなんて花に失礼だ」

花は神様が作った宝物だ。人間は狡くワガママな生き物だ。

花は何もしなくても育つ。

花は何も求めない。

 

それに比べてどうだ。

私たちが生きる上で足りないものはあるか。衣食住、足りない人がそれを求めるのは当然のことだ。しかしそれ以上のものを私たちは欲しがる。もっと便利に。今よりも楽に。あの子よりも綺麗に。

時間をかけて花を眺めていると、力を抜いて、時間の流れに身を任せてもいいような気がしてきた。

貪欲さや、やりたいことを実現しようとする姿勢を否定したいわけではない。心の中にほんの少しだけ、花を見ていられるような時間があったら。

 

切れても根はここにある。

枯れても種子は新たな命に変わる。

 

結局息巻いちゃっている自分。

 

2021.4.9